ついにヨーロッパに立った日|初めての大聖堂サン・ピエトロと、半日ローマ観光

ついにヨーロッパに立った日|初めての大聖堂サン・ピエトロと、半日ローマ観光

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今回の日程では、ローマでの滞在時間は短いものになりました。それでもここが、自分のヨーロッパの本当の始まりの街になりました。

旅の全貌はこちらです。

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滞在は1日だけ、しかもその日の夜にはヴェネツィアまで移動する手はずだったので、ローマの観光に使える時間は実質半日程度。どう回るか計画を立てながらインターネットを漁り、たどり着いたブログ記事で、バチカン市国にキリスト教の総本山「サン・ピエトロ大聖堂」があり、しかも早朝のほうが空いていると知りました。

ローマに到着した日の夜は、時差ボケと興奮でまったく寝つけませんでした。自分がいた研究室に伝わる格言で「遅すぎる夜更かしと早すぎる早起きは見分けがつかない」というものがあります(今思うと格言でもなく、単に当たり前の事実なのですが)。なぜかこの言葉を思い出したので、この日は十分な睡眠を諦めて、早朝からサン・ピエトロ大聖堂を目指すことにしました。

ローマの街をバスで移動します

宿は、ローマのテルミニ駅の近くにAirbnbで取りました。バチカン市国へはテルミニ駅から少し離れているので、バスでの移動になります。

ローマのバスは、乗る前にタバコ屋さんで切符を買い、乗車したら車内のタイムカードのようなマシンに切符を入れて打刻する仕組みです。

ローマのバス

降りるときに打刻の有無はチェックされず、そのまま降りてOKです。ただしそれだとタダ乗りできてしまうので、たまに抜き打ちのチェックがあり、打刻済みの切符を持っていないと罰金を払うことになります。

自分は最初この打刻の仕組みを知らず、乗車後にネットで調べて気づきました。打刻していない切符を握ったまま慌てて次の停留所で降り、そこからバチカン市国まで歩く羽目になりました。ちなみに、この次にバスへ乗ったときには本当に「切符を拝見!」というチェックに遭遇したので、最初に降りておいてラッキーでした。

ついにヨーロッパに立った

歩き出してすぐ、ここで初めてヨーロッパの街並みと建物を目にします。

ローマで、生まれて初めてヨーロッパの街並みの中に立ちました。石造りの橋、彫刻、ごつごつした石畳。テレビや本でしか見たことがなかった、子どもの頃から知っていたけれど来られなかった遠い場所に、今自分が立っている。その不思議な感覚をかみしめながら歩きました。これが、自分のヨーロッパの始まりでした。

こういう石造りの橋とか彫刻とか、ヨーロッパだなあと思います

ローマの道はごつごつした石畳でできていました。歩くのもスーツケースを引くのも大変ですし、バスもかなり揺れます。ローマを観光するなら、いい靴は必須です。

この石畳、昔の人の手で並べられた……? だとするとローマ帝国はやっぱりすごい

サン・ピエトロ大聖堂

バチカン市国に到着すると、すぐにサン・ピエトロ大聖堂です。門で手荷物検査を受けてから、大聖堂へ向かいます。

自分はここに来るまで、大聖堂というものに入ったことがありませんでした。「大聖堂」という言葉から想像するとおり、それはまさに大聖堂でした。禅問答みたいですが、つまりそれだけ大きかった、ということです。

写真では伝えきれない大きさを感じました

これだけの建物を造れるキリスト教の権力・財力もすごいですし、実際に巡礼者が祈りを捧げているのを見て、宗教の力の偉大さを感じました。

ちょうど先日、ネイティブ・アメリカンの祈りと浄化の儀式である「スウェットロッジ」を体験させていただく機会があり、そのときの感想とシンクロしました。

「人には救済や癒やしを求めたいという心の動きがあるし、それを与えてくれたり、求める先があるということは大事なことなんだ」と、ここでも感じました。

ちょうど光がよい角度で差し込み、神聖さを感じた一場面です

クーポラに登る

サン・ピエトロ大聖堂は、さらにお金を払うとクーポラに登れます。

追加料金でエレベーターも使えるというので、少しでも時間を節約しようとエレベーター付きの券を買いました。ところが、エレベーターが使えるのはほんの3階程度まで。その先はどちらの券でも階段でしか登れません。しかもこれ以降の階段がかなり長いので、エレベーター付きでなくてもよかったというのが正直なところです。

せまいらせん状の階段をひたすら登ります。息が切れました。

それでもクーポラからは、ローマの街を一望できました。フィレンツェが舞台の『アサシンクリード』というゲームをやったことがあるのですが、ゲームで再現されていた光景の本物を見られた気がして、とても良い体験でした。

ローマの名所めぐり

そのあとはローマの街なかを回ります。コロッセオやその周辺の遺跡群、トレビの泉などの有名どころです。

街なかから遺跡が見えるのって素敵ですよね

特にコロッセオは建造が西暦80年と、日本でいうと委奴国王くらいの時代です。その時代の建造物が今もあり、街なかから見えることに興奮しながら観光しました。

コロッセオの内部。昔から、円形に囲って何かを見るという行為は変わっていないんだなと実感しました。 パラティーノの丘からの景色です トレビの泉はすごい数の観光客で埋まっていて、オーバーツーリズムの一端を見た気がしました

ローマのご飯

ローマのどこかでお昼を食べようと思ったのですが、事前に調べた店がコロナで閉業していることも多かったです。下の店に行こうとしたら、こちらも閉業していました。

加えて、インフレと円安の影響でどこも高い。ようやく見つけた手の届きそうな店に入りますが、そこでもマルゲリータが16€(約2,500円)しました。「やっぱり高いな」と思っていたところ、すごく大きなホールピザが出てきたので、ある程度は納得です。

一人で食べるには寂しいピザ。味は美味しかったです。

さすがに途中でお腹いっぱいになったので「持ち帰れる?」と聞くと、箱をくれました。日本ではできない店も多いので、この部分は海外のいいところだなと感心しました。

こうしてローマを満喫して、次はヴェネツィアへ移動します。

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おまけ:宿でのトラブル

今回は宿をAirbnbで取ったのですが、途中で少々問題がありました。

まずは、部屋を間違えたこと。アパート内の一室だったのですが、左右対称の造りで、左に行くべきところを右に行ってしまい、ひたすらピンポンを鳴らしても反応がありませんでした。たまたま空き部屋だったからよかったものの、危うく深夜に見ず知らずのイタリア人を叩き起こすところでした。

もうひとつは、エレベーターの故障です。アパートの中央にエレベーターがあったのですが、自分がこの建物に入ったとき、ちょうど人が閉じ込められていました。移動中に止まってしまったようで、1階と2階の途中で「出してくれ」という叫び声と、中から無理やり動かそうとする激しい音がしていました。かなりの恐怖を感じつつ、申し訳ないながらスルーして、5階の宿まで階段を駆け上がりました。

このローマのテルミニ駅、夜は少し物騒な雰囲気があったので、行かれる際はお気をつけください。

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井上 周(Amane Inoue)の個人ブログです。技術・読書・ドラマ・旅・大学生活のことを書いています。