バルセロナのおすすめスポット地図|住んでいる自分が選んだ16か所
2023年にヨーロッパをひとり旅したとき、自分はバルセロナに数日滞在して、ガウディ建築を端から見て回りました。その同じ街にいまは住んでいて、おすすめの場所を選んでみると、ガウディ建築はひとつも入りませんでした。入ったのは、海沿いのテラス、立ち飲みバル、市場の中の食堂、夕日の見える場所です。
選んだ16か所を、1枚の地図にしました。すべてにピンを立ててあり、ピンか一覧のボタンから Google マップを開けます。自分の Google マップに1件ずつ保存しなくても、このページをブックマークしておけば、現地でそのまま使えます。
バルセロナのおすすめスポット16か所の地図
番号は地図と一覧で共通です。ピンを押すと店名と Google マップへのリンクが出ます。一覧の「店の詳細」は、店ごとの感想と写真を書いた記事につながっています。
パエリア
タパス
立ち飲みバル
ピンチョス
カフェ・甘いもの
夕日
ピンは、海沿いに南北へ並ぶもの、旧市街のボルン地区とサンタ・カタリーナ市場のまわり、アシャンプラ地区の3つに分かれています。ボルン地区と市場のまわりは歩いて回れる距離なので、半日あればまとめて寄れます。海沿いは端から端まで離れているので、パエリアの店と夕日の場所は別の日に分けるほうが楽です。
名所の解説は、この記事ではしません。街がなぜあの形をしているのかという背景は、別の記事に書いています。

バルセロナの街はなぜこの形なのか──碁盤の目・低い建物・広い歩道に隠れた都市計画
バルセロナに住んで気づいた、碁盤の目・低層の街並み・広い歩道・並木の緑。なぜこの街はこの形なのか。セルダの都市計画からスーパーブロックまで、バルセロナの建築と歴史をたどります。
ここから先は、この地図をどの時間帯にどう使うかの話です。
明るい夜は、海沿いのテラスと立ち飲みに使う
夏のバルセロナは、仕事を終えた20時でもまだ昼間のように明るく、日が沈むのは21時を回ってからです。現地の人が夕食を取り始めるのも21時ごろ。観光を終えたあとに、もう一度出かけられるだけの時間が残っています。
その時間を使うなら、市街地から歩いて30分ほどの海沿い、バルセロネータです。Sal Mar のテラスでは、クロケタス(コロッケ)をつまみながら炭酸水を飲んで過ごしました。パエリアの評判が高い店で、自分もその後パエリアを食べに行きました。

テラスには難点もあります。こちらは喫煙者が多く、屋外の席では隣の煙がそのまま流れてきます。自分も住み始めた頃は、街の空気が少し汚いと感じました。煙が苦手なら、次に書く立ち飲みバルのような屋内の店を選ぶほうが楽です。
立ち飲みなら Can Paixano です。赤いカヴァ(スパークリングワイン)が1杯2ユーロほどで、最初の注文で番号の書かれた木のブロックを受け取り、追加のたびにそれを見せて、最後にブロックで会計します。英語はあまり通じませんが、メニューが公式サイトに載っているので、先に見ておけば指さしで頼めます。
carta.canpaixano.com/categoria-producto/menu/top-ventas/
立ち飲みはもう1軒、ボルン地区の El Xampanyet があります。こちらもカヴァが1杯2ユーロほどで飲めます。いつも行列ができているので、夜の営業が始まる19時直後を狙います。月曜と8月は休みです。
飲む前に夕日を見るなら、バルセロネータの海沿いにある展望エリアの周辺がいちばんきれいでした。

市場は、買い物より食事で使う
市場を歩くと、その街の暮らしが見えます。ただ、旅行者が食材を買っても、宿にキッチンがなければ持て余します。それに言葉の壁もあります。住み始めた頃の自分は、スーパーの棚の表示がスペイン語だけで、手に取ったものがシャンプーなのかコンディショナーなのかも確信が持てず、翻訳アプリをかざしながら買い物をしていました。
そこで旅行者にすすめたいのが、市場の中で食べることです。旧市街のサンタ・カタリーナ市場(Mercat de Santa Caterina)の構内にある Parada Torres では、バカラオ(タラ)のガーリック煮とエンサラディーリャ(ポテトサラダ)を白ワインと一緒に食べました。比較的新しい店ですが、味はしっかりしています。市場の活気の中に座って食べられるので、買い物をしなくても市場に来た実感が残ります。

水や日焼け止めのような日用品は、市場ではなくスーパーで買います。地元の定番は Mercadona という大型スーパーで、品揃えがよく値段も手頃です。日曜は休みなので、週末に着く旅程なら土曜のうちに寄っておくと安心です。
観光の動線から一本外れて、ボルン地区を歩く
サンタ・カタリーナ市場から歩いていける旧市街のボルン地区は、地図の中でもピンがいちばん集まっている場所です。ゴシック地区の名所からは少し外れますが、食べる店と立ち寄る場所が歩ける範囲にまとまっています。
ここで試してほしいのが、バスク地方スタイルのピンチョス(一口サイズのつまみ)です。Golfo de Bizkaia では、カウンターに並んだピンチョスを自分の皿に取っていき、最後に楊枝の本数で会計します。1本あたり2〜4ユーロほど。温かい料理は店員が皿を持って回ってきますが、混んでいるときは回ってこないので、待たずに自分で取りに行きます。
食べたあとは、サンタ・マリア・ダル・マル教会に寄ります。高い石造りの天井とステンドグラスのあるゴシック教会で、自分が入ったときは夜に無料で開放されていました。開放の時間帯は曜日によって変わる場合があるので、入れたら運がよいくらいに考えておくのが無難です。

一本外れるといっても、どこでも歩いてよいわけではありません。ゴシック地区の西隣にあるラバル地区(El Raval)は、夜になると薄暗く治安もよくないので、夜の散歩コースには入れません。スリも普通にいる街です。気をつける点は、暮らしの実用ガイドにまとめました。

バルセロナの治安・物価・お金のこと|在住者の暮らし実用ガイド
バルセロナに住んでいる自分が、遊びに来る友達によく聞かれることをまとめました。現金はほぼ要らない、夜ご飯は21時から、El Ravalは夜避ける、1ユーロは約200円で換算——治安・物価・お金・買い物・言語・持ち物まで、旅行や短期滞在の前に知っておくと安心な実用情報です。
暑い時間帯を避けて、夜を長く使う
ここまでの過ごし方は、どれも夕方以降に寄っています。理由は暑さです。夏は14〜16時がいちばん暑く、この時間帯に屋外を歩き回ると、夜まで体力が残りません。
組み方は単純です。屋外の名所は午前のうちに回り、暑い時間帯は屋内で過ごすか宿で休み、19時ごろからもう一度出かけます。El Xampanyet の夜の営業開始が19時、夕日が21時ごろ、夕食が21時過ぎ。この順番で動くと、現地の人の生活のリズムにそのまま重なります。
費用は、ドリンク2杯とタパス2品で1人25ユーロ前後が目安です。パエリアを足すともう少し上がりますが、1皿の量が多いので、分け合えばそれほど高くつきません。予定を詰め込む日ばかりにせず、夕方から何も決めていない日を1日入れておくと、地図の場所をいくつか回れます。
店ごとの詳しい話と写真は、こちらの記事にあります。

バルセロナの地元グルメ|在住者が通うパエリア・タパス・バル・ピンチョス
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長めの滞在で日本の味が恋しくなったときの話は、食と物価の記事に書きました。

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