パウロ・コエーリョ『アルケミスト』感想——「自分の運命」を諦める人に読んでほしい本
パウロ・コエーリョの『アルケミスト』を読みました。ライフネット生命の出口治明さんが紹介していた本です。
作者と作品について
著者はブラジルの作家パウロ・コエーリョ。世界で最も読まれている作家の一人で、この作品は世界80カ国以上で翻訳されたベストセラーです。「アルケミスト」とは錬金術師のこと。主人公の少年サンチャゴが夢を追って旅をするファンタジー小説です。
あらすじ
スペインのアンダルシア平原で羊飼いをしている少年サンチャゴは、繰り返し同じ夢を見ます。エジプトのピラミッドに宝が眠るという夢です。
ある日出会った老人にその夢を話すと、「お前は自分の運命を発見したのだよ」と告げられます。少年は羊をすべてお金に変え、アフリカへ旅立ちます。しかし現地では大きな不幸に見舞われ、夢を諦めかけます。それでも少年はピラミッドへ向かい続けます。
印象に残った言葉
人は、自分の夢見ていることをいつでも実現できることに気づいていないのだよ。結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまう。
旅に出たいという思いを押しとどめようとするサンチャゴに、老人が言う言葉です。
他人の目を気にして、自分が本当に望んでいることより「世間的に妥当な選択」を優先してしまう——この感覚は、読んでいて刺さりました。
読んで変わったこと
この本を読む前は、安全な方に流れながら挑戦を避ける傾向がありました。読み終えた後、「やりたいことがあるなら動いてみる」という気持ちが強くなりました。
具体的に何かが変わったというより、行動への心理的な敷居が下がった感覚です。
進路や将来について考えている人、「このままでいいのか」と感じている人に読んでほしい本です。物語として読みやすく、重い自己啓発本が苦手な人にも合います。
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