浪人か進学かどっちにしようか迷っている君へ。第1志望の大学でなくても満足できるということ。
- 2018.03.01
- 高校生へむけて

受験生のみなさん、受験おつかれさまでした。受験が終われば、次に待つのは合格発表。
ですが、残念ながら不合格に終わってしまった。
そんな人が次に待つのは、「浪人するのか滑り止めの大学に進学するのか」という問題なのではないでしょうか?
僕自身も同じ経験があります。
今日はその悩みを持つ人へ向けて僕の経験から何か力になれればと思ってこの記事を書いています。
ぜひ、おすすめ本もあるので読んでみてください。
僕の経験:第1志望不合格、第2志望で救われる。
僕は、大学受験の時は私立大学を5つ(センター利用で3,一般で2)と国立大学を2つ(前後期)受験しました。
第一志望は前期に受験する国立大学で、後期は第2志望の大学で出願していました。
結論から言うと、合格したのは私大が3つと国立大学の後期でした。
第1志望の大学へ合格する気で臨んでいたので、それまでに私大は合格をもらっていても、入学金を収めることなく、蹴っていました。
そして背水の陣を敷いて挑んだ前期試験。
最後は神頼みで、寝る前に毎日合格した自分を想像しながら受験をしました。
受験後の手応えは良好でした。
「これは絶対受かった!!」そう信じていた僕は受験後、開放感と安心感から一切勉強をせずに合格した後のことばかり考えていました。
そして、忘れもしない合格発表当日。現地には行かずインターネット上での発表を待ちました。
なそして忘れもしません。
僕の番号はありませんでした。
僕は何度も画面を見つめ直し、そして現実が信じられませんでした。
もっと落胆するかと思ったのですが、あまり実感が湧きません。
「ああ、後期を受験することになったんだ」と、そのまま再び机に戻り、勉強を始めたのを覚えています。
そして後期試験の前日。
金沢へ向かう電車の中で、景色を眺めながら、「受かったやつは今頃家を決めたりしているんだろうな。それなのに俺は、、、」などと考えはじめて涙が出てきました。
その涙を堪えながら、「なんとかもう少しだ…!」と後期試験を終えたのです。
そしてようやくすべての僕の受験が終わったのです。
それと同時に僕の悩みが始まります。
それは、「もしも後期で合格したら入学するか」問題。
もう1年浪人させてもらって再び第1志望を目指すかを選択しなければいけないのでした。
僕の悩み:こだわって浪人するか、妥協して進学するか
学校の先生に相談したところ、もう1年ちゃんと勉強すれば僕ならば第1志望へ行けるだろうとの見解でした。
つまり僕は、
・もう1年勉強して可能性が高い第1志望に入る
・妥協して確実に第2志望へ入る
の選択を迫られたのです。
僕は迷いました。
当然第1志望への未練は十分にありましたし、受かった友達のことを思うと悔しい。
そして当然第1志望校へ行けば学歴も高い。
けれど、入れる保証はないし、辛い1年がまた待っている。
一方、で第2志望ならば確実に入れるし、僕は理系なので大学院でまた大学を変える可能性もある。
悩んだ結果、僕は第2志望の学校へ進学することに決めました。
ここでは「ご縁」というものを強く意識しました。
全然行く気のなかった大学からの合格通知。
何かしらないけれど、大学から「おいで」と呼ばれていた気がしたのです。
そして主な決め手となったのは、1年の使い方でした。
1年を今浪人生活に費やすよりも、大学に入ってから留学に使ったり、大学院でリベンジするために使ったりしたほうが前向きで生産的な気がしたんです。
とりあえず、前に進んでみることにしました。
結果:今の大学で良かった。
そして今、僕は第2志望の大学の3年を終えて4年生になろうとしています。
さて、その後の生活はどうだったのでしょうか。
「あのとき浪人していれば、、、」と後悔しているのでしょうか?
結果、僕は全く後悔していません。今の大学で良かったと心から思っています。
その理由は、今の大学だからこそできたことや会えた人がたくさんいる、というのが1番の理由です。
僕は第2志望の大学に入学した時に心に決めました。
「僕の今まで描いていたキャリアは崩れたんだ。つまり、僕はもう1度死んだも同じだ。もう死んだのならば今ならなんでもできる。それならば、もうできることをなんでもやってやろう!」
と開き直ったのです。そして、なんでもかんでもやってみることにしました。
たくさんの人と出会い、たくさんの経験をし、高校までの僕では考えられないくらい世界が広がったのです。
もしもあのとき浪人していて、それまで自分が思い描いていただけの人生だったらここまで楽しくなかったのではないかなと思っています。
今悩んでいる人に伝えたいこと
これからのこと、決められないし、とても迷う気持ちはとてもわかります。
けれども、僕は第1志望でない大学へ進みましたが進んで本当に良かったと思っています。
もちろん、第1志望校にはそこが第1志望となるだけの理由があって選んだのですから、劣ってしまう部分があるのは当然だと思います。
けれども、第2志望の大学もあなたが思うほど悪くないかもしれないし、そこには第1志望校では出会うことのない仲間や経験が待っているのです。
だから、僕はもし第2志望であっても合格しているのならば進んでみることをおすすめします。
あなたが「一年浪人してまでも合格してやろう!」という思いや「第一志望に受かったやつが悔しい」という執念を持っているのならば、どうかそれを持ち続けてください。
もしもそのエネルギーを大学生活で注いだならば、第1志望へ合格する以上の結果を出せると思います。
大学生は自分次第でどうにでもなりますし、高校までの狭い知見で可能性を狭めないで欲しいと思います。
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しかし、何よりも大切なのは自分自身で考えて決めることです。
どうしても第1志望に進みたい気持ちがあるのなら、そして浪人できるのならそれはそれで良いと思います。
ただ、どちらの道を進んでも「別の方が良かったかな」と思う瞬間はあるんだと思います。
その時に、「これでいいのだ」と自分を信じれるには、決断するときの「覚悟」が大事なのかなと思います。「これでいく!」そう決めたら、後悔はしないのです。
だから、悩んで、考えて、決めてください。
また、「本当はもっといい大学に行きたかった」というのをモチベーションに頑張るという手もあります。
http://amaino.me/blog/university-life/for-university-student/2-patterns-of-university/
ぜひ、楽しい人生を歩んでください!
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