ブラック企業とは?学んだことをまとめます。

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こんにちは!あまねです。

みなさんもたまに耳にする「ブラック企業」という言葉ですが、その実態や見分け方を知っていますか?
今回は金沢大学の公開講座の「ブラック企業に気をつけよう」に行って学んできたことをまとめていきたいと思います。

ブラック企業とは?

実は、ブラック企業について明確な定義はありません。
ですが、その特徴としては、

  • 若者をどんどん使って、どんどん辞めさせる新興企業
  • 労働者の心身を危険にさらす企業

などがあります。

例えば、採用だけ大量にして使えない人材を辞めさせてしまう選別型、あるいは低賃金で労働者を雇い、使えるだけ使って辞めさせてしまう使い潰し型などがあります。

このようなブラック企業は小売りやサービス業に多い傾向があります。

ブラック企業が人を辞めさせる手口としては以下のものがあります。

  • パワハラ
  • 長時間労働の強要
  • 精神攻撃にて退職に追い込む
  • 残業をさせる

では、どうしてこのようなブラック企業が生まれてしまうのでしょうか?
ブラック企業の歴史から見ます。

ブラック企業出現までの歴史

ブラック企業の誕生の原因となったのは、バブルの崩壊でした。
これによって就職氷河期が訪れます。就職がしづらくなった時代になったことにより、正社員以外の立場の若者が出現します。
正社員とは、一括採用で採用される社員のことを指します。

まずはフリーターです。フリーターはfree + arbeiterの和製英語です。
フリーターにも実は種類があり、自らの夢のためにお金を貯めるタイプと、ただただ日々を過ごしているタイプ、最も多いのは正社員になれずやむを得ずフリーターになったタイプがいます。

次に、ニートがいます。ニート(NEET)とは、Not in Education, Employ on Trainingの頭文字をとったもので、教育や職業訓練を受けていない人たちのことを指します。

こうした立場の若者に対してバッシングが行くようになりました。
が、それはある意味仕方がないことでもありました。

そして、就職氷河期になったことで、非正規雇用者が増加しました。
それまでに比べて非正規雇用者の男性の割合が高くなりました。

こうした流れを経て、リーマンショックあとに「ブラック企業」という言葉とともに問題が現れました。

ブラック企業登場の背景

ではここからどうしてブラック企業が登場するのか、その背景を見ていきます。

1つめの原因は、就活競争が激化したことです。
就職氷河期になったことにより、正社員の座が減少していきます。
すると当然その枠を争って就活が激化、人材が余る状態になります。

2つめとして、日本はまだ規制が弱いことがあげられます。
ヨーロッパに比べてまだまだ日本は規制が弱いです。
労働組合がいなかったり、いても機能していなかったりすることがあります。

3つめとしては、経済不況により、企業が利益を一番に求めた結果、成果によって賃金が決定されるなどの流れがあります。

最後に、日本的な雇用慣行の仕組みが挙げられます。
例えば新卒の一括採用、人事権が広範であること、そして男性中心の社会であることです。

ではここからブラック企業の見分け方をあげていきます。

ブラック企業の見分け方

それでは最後に、ブラック企業の見分け方を紹介して終わります。
ブラック企業の見分け方としては、以下のものがあります。

  • 新規学卒社員の3年以内離職率が3割以上であること(これは就職四季報などで調べましょう)
  • 過労死や過労自殺の状況
  • 短期間での「管理職昇進」があるかどうか
  • 固定残業代
  • 求人広告や説明会で見聞きしたもの

などで判断すると良いでしょう。

まとめ

これが今回僕が講義で得てきたもののまとめです。

就職活動をして思うのは「会社選びはとても難しい」ということです。
得られる知識は全て得て、就活を進めて、ぜひ「幸せになれる」会社に入れると良いですね。