稲盛和夫『生き方』感想——情熱・謙虚・継続の3つを学べる一冊
大学3年生のとき、進路や将来の生き方に悩んでいた時期があります。ある金沢の経営者の話を聞きに行った場所で目にしたのがこの本でした。読み終えて、稲盛さんの生きる情熱と謙虚さに感動しました。
響いた言葉
人生は心に描いたとおりになる、強く思ったことが現象となって現れてくる——まずはこの「宇宙の法則」をしっかりと心に刻みつけてほしいのです。(p28)
強く思わないことは実現しない、という裏返しでもあります。思いの強さが出発点になるという考え方です。
「もうダメだ、無理だというのは、通過地点にすぎない。すべての力を出し尽くして限界まで粘れば、絶対に成功するのだ」(p62)
「限界」は自分が勝手に作っているものかもしれない、と気づかせてくれる言葉です。
継続が平凡を非凡に変えたのです。(p67)
GRITや『7つの習慣』にも通じる考え方です。特別な才能がなくても、続けることで突き抜けられるという話です。
「一日一日をど真剣に生きる」(p98)
禅の考え方にも通じます。毎日を真剣に生きることが、人生全体を真剣に生きることにつながると感じています。
自分の仕事がどうしても好きになれないという人はどうすればよいか。とにかくまず一生懸命、一心不乱に打ちこんでみることです。苦しみの中から喜びがにじみ出るように生まれてくるものです。(p109)
好きじゃないから打ち込めないのではなく、打ち込んでいないから好きになれないのかもしれない——この視点の転換は実用的です。
読んで感じたこと
稲盛さんが繰り返し語るのは「謙虚さ」と「利他の心」です。才能は天から借りたものであり、自分のためだけでなく周囲や社会のために使うものという考え方は、自分が何のために働くかを考えるきっかけになりました。
「何かに悩んでいる」「やる気を出したい」という人に向いています。
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