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【書評】ミヒャエル・エンデ『モモ』を読んだ感想!「時間がない」という大人たちはぜひ読むべき1冊。

2019/07/28
 
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「時間がない」
みなさんはこの言葉を使いますか?

ちょっと考えてみてください。
子供のころは「時間がない」なんて言わなかったと思います。

「あ、確かに!」そう思ったあなたに今日はおすすめの1冊があるんです。
それが今回紹介する『モモ』という児童文学です。
「児童文学」なんてきくと、「え、そんなの面白いの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、侮るなかれ。ものすごく深い物語なんです。

『モモ』の内容

『モモ』の舞台は、時代も、場所の明らかにはされていない、とある街。
モモはそんな街に住む孤児の女の子です。

モモには、話をした人をすっきりさせる不思議な力がありました。
その街の人たちは何か問題や悩みがあるときにモモのところに遊びに行くのでした。

あるとき、モモの住む街に「時間どろぼう」たちがやってきて、街の人たちに「無駄な時間を節約しましょう」と説いていきます。
街の人たちは彼らの言葉をそのまま受け取り、どんどん時間を節約し始めます。
ところが、時間どろぼうたちは裏でこっそりと街の人たちが節約した時間を盗んでいたのです!
この事実に気づいたモモと小さな友人たちは、時間を節約している大人たちを救おうと動き始めます。

『モモ』はそんなお話です。

『モモ』をおすすめする理由!

僕が『モモ』をおすすめするのは、この本が深い意味を持っているからなんです。
どう深い意味を持っているのか?
それは、この本のテーマが「時間」であるということです。

みなさんは自分の時間について考えることはありますか?
每日、同じように24時間という時間を過ごしています。
「時間を無駄にする」とか「時間を大切に」ということをぼくたちは昔から言われて来ました。

でも、改めて考えてみると、時間って何なのでしょう?
どういう時間の使い方が「大切」でどんな時間の使い方が「無駄」なのでしょうか?

『モモ』の中では大人たちは時間泥棒から「時間の大切さ」について説明され、何が何でも時間を節約しようとします。
でも時間を節約すれば彼らは幸せになれるのでしょうか?

こういった事を考えさせられる作品です。

『モモ』を読んで僕が変わったこと

僕が最初に『モモ』を読んだのは大学4年生のころでした。
少なくなってしまった、自分の大学生活の残りの時間の使い方を考えていたのです。
「限られた貴重な時間なのだから少しも無駄にできないし、意味のあることに使っていかなくちゃいけない」
そんなふうに考えていました。

例えば、1分1秒を惜しんで自分の研究やブログなど、こうしたものに使い、友だちとの時間や、「意味がない」と決めつけた遊びの時間をすり減らしたりしていたのです。

『モモ』を読んだとき、そんな自分と時間を節約する大人たちが重なって見えた気がしました。
無駄を減らし、ひたすら働く。
その結果お金は手に入るのだけれど、空いた時間に仕事が入り、結果として時間がなくなっていく。
そんな大人たちの姿を見て「これは何かが違う」ぼくはそう思いました。

ではどういう時間の使い方がいいのでしょうか?
僕が考えるのは「自分のワクワクすることに使う」ということです。
『モモ』に出てくる大人たちは、「時間の無駄」という点にのみ注目し、自分の心の声は無視していました。
世の中の常識に乗っかるのではなく、「本当に自分にとって無駄な時間なのか」と、自分の心の声に従って時間を使うことが大事です。

〜追記〜

それから1年ほどたった夏、今この記事を読み返してみます。
昔の自分は、面白いことを言っています。
世の中の常識でなく、自分の心の声で生きる。
実は、最近ちきりんさんの『マーケット感覚を身に着けよう』という本を読みました。
ここでも、「自分の価値観を持つこと」の大事さが書かれているのを思い出しました。

まとめ

さて、ここまで『モモ』を紹介しました。

  • 最近時間がない
  • 毎日時間に追われている気がする

そんな人は、ぜひ読んでみてください。
モモがどのようにして時間どろぼうを撃退したのか。
その中に、今の生活を変えるヒントがあるかもしれません。

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