ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』感想——データで世界を正しく見る10の方法
2分で読める
書籍
最終更新:
世界に対して多くの誤解を持っていることに気づかせてくれた本です。著者のハンス・ロスリングはWHOやユニセフに関わり、TEDでも登壇している医師・統計学者です。「世界を正しく見ること」がテーマで、その妨げになる人間の本能と、それを克服するための方法を示しています。
世界に対する誤解が生まれる理由
「世界は発展途上国と先進国の二分」という認識は今では古いものです。現在は所得によって4段階に分かれており、多くの国が以前より豊かになっています。しかしこの事実は「感じられにくい」ものです。
その理由は人間の本能にあります。ドラマチックで刺激的なニュースに反応する本能・不安を感じると行動したくなる本能——これらが客観的なデータを見ることを妨げます。
意識したいポイント
ネガティブなニュースに引きずられない 悪いニュースは目立ちますが、それが全体ではありません。悪いことの数が減りながら、良いこととの同時進行で世界は変化しています。
直線グラフで予測しない 物事の変化はS字カーブや放物線のことが多く、単純に直線で延長しても正しくないことが多いです。
恐怖よりも確率を見る 「怖い」と感じたとき、実際の頻度と確率を計算してみることで過剰な反応を防げます。
パターンでまとめない すべてを一つの型に当てはめようとすると、見落としが生まれます。
読んで感じたこと
「行動の前に分析する」という習慣を意識するきっかけになりました。人間のバイアスは避けられないので、データと事実に立ち返ることを仕組み化しておくことが重要だと感じています。
この記事で紹介した本『ファクトフルネス』 Amazon で探す記事の更新をメールで受け取る
質問・リクエストを送る
記事についての質問や、取り上げてほしいテーマがあればお気軽にどうぞ。いただいた質問はブログ記事として回答し、Q&Aページで公開することがあります。