学際情報学府に落ちた体験記|先端表現情報コースの院試対策と反省
他大の大学院を受験した体験記です。受験したのは東京大学学際情報学府の先端表現情報コース。結果は不合格でした。自戒も込めて、これから受験する人の参考になればと思い書きます。
院試のスケジュール
3年生3月
就活と並行しながら院試を意識し始めました。興味のある研究室の先生にコンタクトを取り、オープンラボやゼミ見学に足を運びました。
他大の院を受ける場合、内部生と比べて圧倒的に情報が入ってきません。自分から動くことは本当に大事です。このとき先生からもらったアドバイスが「まず数学と英語を固めて、それから過去問で専門科目を対策する」だったので、それに従いました。
4年生4〜6月
先生の招待で内部生向けの説明会やゼミ見学に参加しました。他大学でも学部の成績で推薦を取れるコースがあるので、日頃の成績もないがしろにできません。
この時期に志望校を東大学際情報学府・先端表現情報コースに決定。このコースは出願前に志望教員へのコンタクトが求められるため、事前にやりとりしておく必要があります。
4年生7月
願書提出。英語スコアの提出も求められるため、英語対策は早めに始めておく必要があります。
4年生8月
試験本番。
対策内容
1次:英語
もともと持っていたTOEICスコアを使いました。800点超えのスコアでした。
使った教材:
- 公式 TOEIC L&R 問題集
- 2カ月で攻略 TOEIC L&R テスト730点(残り日数逆算シリーズ)
1次:数学
マセマシリーズで基礎固めをしました。
- 微分積分
- 線形代数
- 微分方程式
1次:専門科目
自分の専攻が電子情報工学だったため、以下の2方向で対策しました。
電子情報工学系:
- 論理回路:『論理回路入門』坂井修一
- コンピュータネットワーク:マスタリングTCP/IP 入門編
- コンピュータアーキテクチャ:パタヘネ本(分厚いが解説が丁寧)
試験当日は電子情報学の問題が難しく、「人間・環境/歴史・文化/メディア・コミュニケーション」の選択に切り替えました。選択肢を広げておいたのが結果的に正解でした。
2次:研究計画書・口頭試問
ここが一番の敗因でした。
研究計画書を7月に提出しなければならないのに、研究に初めて触れたのが4月。2〜3ヶ月で研究計画を立てるのは相当きつかったです。
2次試験は教授5人を前にした口頭試問で、以下のような問いをガチガチに詰められます。
- その研究はどういう成果を残すのか
- 本当にやりたいことなのか
- 目的と手段がずれていないか
対策としてやったこと:
- SIGGRAPH・UISTなどの主要学会の論文を読む
- 研究計画書を先生や先輩に見てもらう
最後の「先生・先輩に見てもらう」が圧倒的に足りませんでした。「あなたの技術的な強みは何か」という問いに答えに詰まったのも反省点です。学際的な学府だからこそ、自分の専門を明確に語れることが求められます。
まとめ
落ちましたが、この院試という目標があったことで英語・数学・論文読みのモチベーションを保てました。その勉強は今も活きています。
他大院試を考えている人へのまとめ:
- 早期から先生にコンタクトを取る(情報格差を埋める)
- 英語スコアは早めに確保する
- 研究計画書は先生・先輩に複数回見てもらう
- 自分の「技術的な強み」を言語化しておく
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