箇条書きで考える〜言語化が苦手な人のための思考整理術

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「質問しよう」「積極的に発信しよう」と言われても、言語化って難しいですよね。

口頭なら何となく伝えられるのに、SlackやNotionに書こうとすると手が止まってしまう。思っていることをうまく文章にできない。そういう経験、自分もよくあります。

この記事では、自分が日頃やっている「箇条書きで考える」という方法を紹介します。シンプルな方法ですが、これで言語化の苦手意識がかなりラクになりました。

なぜ文章化が難しいのか

いきなりSlackを打ち始めると、うまく書けないことが多いです。

理由は、同時に2つのことをしようとしているからだと思います。

  • 自分の考えを整理する(思考の言語化)
  • 相手に伝わるように整形する(コミュニケーションの設計)

この2つは本来別々の作業です。でも文章を書き始めると、両方を同時にやろうとしてしまいます。結果として、どちらも中途半端になってしまいます。

これを分けて順番にやるのが、箇条書きで考えるというアプローチです。

手順

Step 1: まず全部出す

頭の中にあるものを、とにかく箇条書きで出しきります。整理はしません。きれいにしようとしなくていい。思いついたことをそのまま書き出します。

たとえばこのページを書き始めたとき、自分の頭の中にあったのはこんな感じでした。

- うまく言語化するのって難しい
- Slackで送るの難しい
- 口頭とメッセージの違いがある
- 相手に送るところで頭を使う
- 箇条書きで考えることが多い気がする
- これをドキュメント化してみよう
- まず箇条書きして、整理して考える

きれいじゃなくていいです。これはあくまで「自分のための作業」だからです。

Step 2: グルーピングする

次に、出した箇条書きを分類します。5W1Hや「背景・内容・アクション」など、フレームワークを使うとやりやすいです。

先ほどの例だと、こう分けられます。

Why(背景)

  • うまく言語化するのって難しい
  • Slackで送るのが難しい
  • 口頭とメッセージには違いがある

What(内容)

  • 箇条書きで考えることが多い
  • まず全部出して、整理して考える

How(方法)

  • ドキュメント化してみよう

このくらい整理できれば、もう骨子ができたも同然です。

Step 3: 相手向けに整形する

骨子をもとに、相手が読みやすいように言葉を選んで文章にします。ここで初めて「伝える」ことを意識します。

いくつかのコツがあります。

取捨選択する 全部書く必要はありません。相手に伝えるべきことだけに絞ります。

短文にする 一文に意味を詰め込みすぎず、なるべく短く。意味がぼやけたら分割します。

文頭に意図を置く 「確認です」「共有です」「お願いです」と文頭に置くだけで、受け取る側の解釈が早くなります。

括弧で背景を補足する 長くなりそうなときは (〜という経緯で) と括弧で補足すると、余計なラリーが減ります。

例:困ったことを相談するとき

実際の場面で使ってみます。「実装で詰まっていて、誰かに相談したいけれど、どう書けばいいか分からない」というケースです。

まず、頭の中にあるものを全部出します。

- 認証まわりの実装で詰まってる
- トークンの有効期限の処理がうまくいかない
- 自分なりに2時間調べた
- 公式ドキュメントは読んだ
- 誰に聞けばいいか分からない
- 急ぎではないけど今日中に方針は決めたい

これをグルーピングして相手向けに整形すると、こんなSlackになります。

認証まわりの実装で相談です。(トークンの有効期限の処理でつまずいています) ・自分で2時間調べて、公式ドキュメントは確認済み ・今日中に方針だけ決めたいです 詳しい方、15分ほどお時間いただけませんか?

最初のぐちゃぐちゃな箇条書きと比べると、相手は「何を求められているか」をひと目で判断できます。整理する段階をひとつ挟むだけで、伝わり方がずいぶん変わります。

まとめると

頭の中を全部出す → グルーピングして整理 → 相手向けに整形

この3ステップです。

コツは「整理する」と「伝える」を分けることです。最初の箇条書きは自分のためのもので、誰かに見せるものではありません。だから雑でいいし、速くていいのです。

質問するときも、Slackを書くときも、ドキュメントを作るときも、まず箇条書きで出す、という習慣をつけると少しラクになるはずです。

慣れてくると、頭の中で箇条書きを組み立ててから話せるようになります。書く前に整理する癖がつくと、会話や打ち合わせ、レビューでの説明も自然と分かりやすくなっていきます。最初の「全部出す」ひと手間が、結局はいちばんの近道だと感じています。

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