2ヶ月に一度の登壇を通して身につけたLT発表の作り方

8分で読める テック

概要

2022年はたくさんLTに参加しました。 資料を公開しているもの、非公開のものを合わせると回ほど参加していたので、2ヶ月に1回のペースで参加していることになります。

最初にLTに参加した際にはとても緊張して準備の時間もかかりましたが、最近は前に比べて自分の中で「型」のようなものができつつあり、そのおかげでLTへの参加ハードルがだいぶ下がったので今回はその型を紹介できればと思います。

LT発表の型

1. まずは申し込む

僕の場合、まずはLTに参加してから発表内容を決めるようにしています。 「ネタが準備できたら」「いい機会があったら」と待っていてもなかなか普段は忙しく外部発信の機会をつくるのが難しいです。

Twitterをチェックしてして参加できそうなLTの情報があれば積極的に申し込むようにします。 もしもどうしてもLTの機会を手に入れたいという方は、Compassから「LT」などで検索して、自分が登壇できそうなテーマの勉強会やLT大会を探して申し込んでみて下さい。

2. やったことをふりかえる

LTに申し込んだら、そのLTのテーマやもしもアーカイブなどが残っていたら覗いてみて、会の雰囲気に合わせて、自分の業務を振り返ってみます。

その中で、基本的には自分が話しやすいものを選ぶようにしています。 一度、これから勉強したいテーマにして、LTに合わせて勉強していくという方法をやってみたことがあるのですが、発表のハードルと負担がめちゃくちゃ上がってしまったので、実際に自分がやったことを設定するのがよさそうでした。

3. 構成を考える

テーマが決まったら次に構成を考えています。。 ここでは、まだスライド作成ツールは使わないでNotionなどのドキュメントツールを使って箇条書きで構成を書いていきます。 全体の構成を見ながらドラッグ&ドロップでインデントや順番を自由に変更できるのが助かっています。

発表の型

だいたい発表の型は僕の場合は大まかに以下のどちらかになることが多いような気がしています。

時系列型

名前の通り、時系列で説明していく型です。 自分が遭遇した問題について、やったことをそのまま説明できるので発表しやすい型だと思います。

やりたかったこと ↓ 困ったこと ↓ 解決方法

だいたいこの流れで説明することができます。この時の発表なんかが近いです。

https://speakerdeck.com/isaka1022/graphql-rubyde-sukimaqu-dong-kai-fa-woti-gan-sitahua

列挙型

列挙型は、より体系的に何かを伝えたいときに使います。

あることを調べてみたかった背景 ↓ 方法1 ↓ 方法2 ↓ … ↓ まとめ

網羅的に伝えることができます。 この時はわりと勉強したことを網羅的にまとめて発表しました。

https://speakerdeck.com/isaka1022/ji-shu-guang-bao-nituitewan-quan-nili-jie-sita?slide=6

4. スライドに落とし込む

2.で箇条書きで書いた内容をスライドに起こしていきます。 僕がいつも使っているのはKeynoteです。Mac標準で付属して無料なのと、動作が軽快でさくさくいい感じのスライドを作ることができて好きです。

azusaというテンプレをいつも使わせていただいています。(自分のスライドテンプレみたいなのいつか作ってみたいです)

http://sanographix.github.io/azusa-keynote/

僕が気をつけているのは、基本的には1スライド1メッセージで作ることです。

列挙型などでは1スライド1メッセージの場合はあんまり箇条書きを使いたくないので、下のようなスライドだった場合は、「・」一つずつについてスライドを作成したいです。(とはいえ、準備時間が取れないときは口頭で補足します)

スクリーンショット 2022-12-18 12.51.50.png

このあたりは大学生のときに読んだ『一生使える 見やすい資料のデザイン入門』という本を意識しています。

聞くところによると、人間の集中力は8秒程度しか持たないようなので、スライドに細かな変化をつけたほうが聞いてもらえるのではないかと思っています。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO15053830X00C17A4H56A00/

システム構成図などを入れたいときには、どこの話をしているのかをスライドごとに区切って、わかるようにハイライトしたりしています。

スクリーンショット 2022-12-18 12.55.44.png

5. 練習する

実際に話したい内容で話してみて、時間が足りないかどうかを確認します。

足りなければ、スライドを削ったり、話したい内容をスライドに文章にして口頭での説明を削ったりしました。

最初の頃はなかなか発表が苦手だったので、原稿の文字起こししていました。 人の話すスピードが1秒間あたり6~7文字(1分360〜420文字)らしいので、5分のLTであればだいたい2,000字くらいで原稿を作っていきます。

本番はだいたい緊張して早口になってしまうので、早く終わってしまうのが嫌であれば少し多めにしておくのが良いです。

6.発表する

あとは当日発表するだけです。 最近はオンラインでの発表が多くなったので、

  • 電波がよい環境で行う
  • 画面が映る可能性もあるのでデスクトップやブラウザなどは整理しておく
  • バーチャル背景でプライバシーを確保
  • マイクは有線にする

などを意識しています。

ちなみに、Keynoteであれば「スライドショーをウィンドウで再生」という機能を使うと、ウィンドウ単位でzoomやmeetに表示すれば、原稿を別のウィンドウで見れたり、デスクトップが写ってしまうのも防げるので僕はいつも使っています。

https://support.apple.com/ja-jp/guide/keynote/tan72233051/mac

これにて終了です。 もしも公開できる資料であれば少し整形してspeakerdeckなどにアップロードしておきます。

LTに登壇してよかったこと

これまでLTに登壇してよかったと思うことは、大きく3つあります

言語化のふりかえりの機会になる

以前の記事でも書いたのですが、自分がやったことを言語化することで記憶の定着の機会にできるとともに、言語化できないところが自分が理解できていなかったところであることに気づけるので、よい復習の機会になります。

/blog/tech/成長機会を活かすためのふりかえり活用方法

発表内容が残る

僕の場合は発表内容を作るのは技術記事を作るよりもハードルが低いです。 少ないコストで、自分がやってきたことをSpeakerDeckなどに載せておくと、後から人に説明するときに資料として再利用することができます。

フィードバックをもらえる

さらに、LTなどでは懇親会があったり、質問を受けたりすることもあるので、純粋に発表内容に対しての反応や、自分がやったことについて新しい視点での意見がもらえることでいろいろな発見があります。

最後に

しかし、なかなかやったことがない中でのLTはハードルが高かったです。 そんな僕のはじめてのLT体験を積ませてくれたのはEasy Easyというコミュニティの「エンジニア達の「〇〇完全に理解した」Talk 」でした。 こちら今でも継続されているので、ぜひ気になった方は申し込んでみてください。

https://easy2.connpass.com/

参加のきっかけをくれたのはこちらの記事でした。

https://qiita.com/segavvy/items/7245a2547ea0fa046de5

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