映画『美女と野獣』(実写版)感想——ルミエールと、環境が人を変えるという話
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カルチャー
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実写版『美女と野獣』を観てきました。ネタバレを含みます。
ルミエールの話
一番印象に残ったのはルミエール(燭台の家来)です。
ベルが城に連れてこられたとき、ルミエールは「ベルこそが呪いを解いてくれるかもしれない」と言い、家来たちを動員してベルをもてなします。執事のコグスワースたちは「バラはもう散りそうだ、今更無理だ」と諦めていましたが、ルミエールは動き続けました。
あの場面でルミエールが諦めていたら、物語は進まなかった。「無理に決まっている」と思っていることでも、動くことで変わることがあるという場面でした。
王子は悪くない
物語の前半、王子は冷たく傲慢です。でも中盤で、その性格が形成された背景が明かされます。母の死と、その後の父親の育て方。
「子どもは親を選べない」という言葉があります。人の性格は、その人自身だけでなく育ってきた環境に大きく影響を受けます。だから、悪いのはその人というより、その人をそうさせた何かであることも多い。
もちろん「環境のせいだ」と開き直るのは別の話です。自分の環境は変えられます。今いる場所から離れることも、周囲を変えることも、自分にはできます。この映画で王子が変わっていくのも、ベルという「新しい環境」との出会いがあったからだと思います。
映像と音楽
CGと衣装、セットの作り込みが細かく、観ているだけでテーマパークにいるような感覚があります。ミュージカル映画として、歌と音楽のクオリティも高かったです。
初めて観る人でも楽しめる完成度で、古典作品としての安心感もあります。
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