映画『グレイテスト・ショーマン』感想——音楽とダンスで「もっと大きな成功」への欲求を問う
映画『グレイテスト・ショーマン』を観てきました。ネタバレを含みます。
作品について
19世紀に活躍した興行師P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画です。貧しい生まれのバーナムが夢を叶えるため、ニューヨークで「グレイテストショー」を作り上げていく物語です。歌・ダンス・映像すべての完成度が高く、「ラ・ラ・ランド」の制作チームが携わっています。
音楽とダンスの印象
もともとミュージカル映画が好きで、高校生のときに観た『レ・ミゼラブル』に感動した記憶があります。『グレイテスト・ショーマン』の主演も同じくヒュー・ジャックマンで、音楽の力を改めて感じました。
この映画の特徴はダンスのシーンが多いことです。後半のサーカスシーンやバーのシーンでは、アップテンポな曲に合わせた動きと空中演出があり、観ていて楽しかったです。
印象に残ったシーン
バーナムが興行師フィリップ・カーライルをスカウトするシーン。「今のままで十分」「リスクは取らない」と答えるフィリップに、バーナムが問いかけます。「生きる喜びはあるか、やりがいはあるか」と。二人の掛け合いと曲が合わさって、映画の中で最も心が動いた場面でした。
「もっと大きな成功」の問題
成功を掴んだバーナムは「もっと、もっと」とどんどん事業を拡大していきます。しかし妻は家族が揃っている小さな幸せを大切にしたいと思っています。
欲求に際限がないのは人間の特性だと思いますが、「何のために」「誰のために」が曖昧になると、手に入れるほど満たされなくなる。バーナムの物語はその構造を見せてくれます。
「今あるもの」に目を向けることと、「もっと大きくしたい」という欲求を両立させるのは難しいですが、この映画はその問いを軽い形で突きつけてきます。
音楽・ダンス・ストーリーの三拍子が揃った楽しめる映画です。
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