【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(山口周)を読んだ感想!美意識を磨けば世界のエリートになれるかもしれない

【書評】『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(山口周)を読んだ感想!美意識を磨けば世界のエリートになれるかもしれない

ご覧いただきありがとうございます!
こんにちは!!読書家のあまね(@isaka122)です!

今日は、山口周さんの『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読んだ感想を書きたいと思います。
ビジネスなどにおいて、美意識って必要なのでしょうか?
「全く関係ないじゃん!」
僕もそう思っていました。
でも、この本を読むと、なぜ美意識がビジネスに役立つのかわかってしまいます。
それでは本文です。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を手にとったきっかけ

この本は2018年のビジネス書大賞の準大賞です。

僕がニュースを仕入れるのは主にNewsPicksからが多いのですが、この本はそこでも話題になっていました。
著者の山口さんが美術史について解説する連載もあり、面白かったです。

最近、美術やアートの話をよく耳にするような気がしています。
メディアアーティストであり筑波大学の准教授の落合先生も『日本再興戦略』の中で、「複雑なことを理解するにはアートを学ぶ必要がある」というようなことを言っていました。

それならば、ちょっと読んで見よう!
と気になったのがこの本を読んだ理由です。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の内容

僕はてっきり、この本の内容は、「世界では教養が求められるから、その人と話したりするためには美術の知識とかが必要だよ」みたいなものかと思っていました。
でも、全然違ったんです。

この本では、経営における直感の重要性、これからの時代を生きる上でリーダーシップを取っていく必要性が述べられていました。

現在の経営の手法として論理があまりにも重要視されていることを問題提起し、Appleやマツダの例を出しながら経営者の美意識によってイノベーションが生まれたことなどが述べられています。
そしてこれからの時代においては、従来の論理的な方法では解決に時間がかかってしまったり、他社との差別化ができなかったり、あるいはあとから法改正によって違法になってしまうリスクをを述べてから、最後にこれからのリーダーシップを取る上で大切な自らの内側の美意識、感覚の磨き方を説明しています。

『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』を読んで思ったこと

本の内容はすんなり入ってきました。
ビジネスや研究の世界だとロジックばかりが重視されがちですが、こうして美意識の重要性を指摘されると「なるほどそうか」と納得してしまいます。

これからリーダーシップを取っていくためには、美意識を磨き、自らの価値観と照らし合わせて色々な判断をしていく必要がありそうです。
そして、幸いなことに美意識は鍛えることができると書かれています。

僕でも実践できそうなものは、美術を鑑賞してみたもの、思ったことを言語化することや、文学を読むこと、そして哲学を勉強すること、などでしょうか。

できることからやっていこうと思います。

まとめ

ビジネス書ってロジカルなものが多い中で、この本はロジカルに直感の話をしていました。
そして、そうやって説明されると美意識が重要に思えてきます。

面白かったです。

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