山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』感想——ロジックだけでは足りない理由
2分で読める
書籍
最終更新:
ビジネスと美意識はどう関係するのか、「全く関係ないのでは」と思いながら読み始めた本です。著者の山口周さんはNewsPicks でも連載を持っており、美術史の話が面白くて興味を持ちました。
予想と全然違う内容だった
てっきり「世界では教養が求められるから美術の知識が必要」という話かと思っていました。読んでみると全く違いました。
この本のテーマは「経営における直感の重要性」と「これからの時代にリーダーシップを取るために必要なこと」です。
論理的な経営手法が重視されすぎていることを問題視し、AppleやマツダのようにCEOの美意識によってイノベーションが生まれた事例が紹介されます。そして、論理優先の経営手法の問題点(差別化できない・法改正リスクへの対応が遅い・スピードが出ない)を示した上で、自らの内側の美意識・感覚を磨くことの重要性が述べられています。
読んで感じたこと
ビジネスや研究の世界ではロジックばかりが重視されがちです。美意識の重要性を論理的に説明されると「なるほどそうか」と腑に落ちました。
美意識は鍛えられると書かれており、具体的には「美術を鑑賞して思ったことを言語化する」「文学を読む」「哲学を学ぶ」などの方法が紹介されています。ロジカルな本が多い中で、直感と感性の重要性を正面から扱っている点が他のビジネス書と違いました。
この記事で紹介した本『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』 Amazon で探す記事の更新をメールで受け取る
質問・リクエストを送る
記事についての質問や、取り上げてほしいテーマがあればお気軽にどうぞ。いただいた質問はブログ記事として回答し、Q&Aページで公開することがあります。