OB訪問のやり方と使えるサービス——地方学生がmatcherで実践した方法

OB訪問のやり方と使えるサービス——地方学生がmatcherで実践した方法

6分で読める 大学生活
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就活中にOB訪問を積極的に行いました。地方(金沢)にいながら東京や大阪の社会人に話を聞く機会を持てたのは、matcherというサービスのおかげです。「OB訪問をやったほうがいいと聞くけれど、どう進めればいいか分からない」という人に向けて、自分が実践した方法を紹介します。

OB訪問とは何か

社会人の先輩に直接話を聞きに行くことです。就活生が利用するイメージがありますが、大学生全般に有益だと思っています。早い段階で社会人の話を聞くと、大学時代の過ごし方の解像度が変わります。

「就活のために情報収集する」という義務感で始めると窮屈ですが、「社会人がどんな世界で生きているかを覗きに行く」という感覚で臨むと、会話が自然に広がります。向こうも就活生に説教したい人ばかりではなく、純粋に話しかけられることを喜んでいる方が多いです。

やることで得られること

会社の内情が分かる

会社説明会での話と、実際に働いている人の話は違うことがあります。人事部の視点と現場の視点は別物です。志望企業がある場合、現場の社員から話を聞くのが一番リアルな情報になります。

「残業はどのくらいあるか」「配属希望は通りやすいか」「同期との関係性はどうか」——こうした踏み込んだ質問は説明会ではしづらいですが、OB訪問の場なら聞きやすいです。求人票や会社HPには書かれない情報を得られるのが最大の価値です。

社会人ならではの考え方に触れられる

「働くとはどういうことか」を実際に経験している人から聞くのと、想像で補うのでは大きく違います。社会人特有の悩みや視座を知ることで、将来のイメージがリアルになります。

業界が異なる複数の社会人と話すことで、「同じ仕事でも会社によって働き方がこれだけ違う」という感覚を掴めます。視点が広がると、自分がどんな環境で働きたいかを言語化しやすくなります。

長期的な人脈につながることがある

一度話した方と連絡先を交換することもあります。その後、進路で悩んだときに相談できる関係が続いた例もありました。

社会人になってから同じ業界の知人を「ゼロから」作ろうとすると、利害関係が絡んで難しくなります。学生のうちに積み上げた縦の人脈は、就職後も思わぬ場面で役に立ちます。

アポをどうやって取るか——matcherを使った

OB訪問で最初に詰まるのが「アポの取り方」です。大学の就職課経由でOBリストをもらう方法もありますが、地方学生だと東京の会社に直接出向くことも難しいです。

自分が使ったのは matcher というOB訪問に特化したサービスです。さまざまな会社の社会人や内定者が就活相談に対応してくれます。当時はSkypeでのオンライン対応が可能な方も多く、金沢にいながら東京・大阪・海外在住の社会人とも話すことができました。

オンラインで完結するため、移動コストがかからない点が地方学生には特に大きなメリットです。「関東の大学でないと就活は不利」という話をよく聞きますが、情報収集の面では地方にいる理由はなくなっていると感じました。

実際の進め方

1. サービスに登録し、話したい社会人を探す

matcherの場合、学生が登録して相手を探し、リクエストを送る流れです。志望業界・職種・会社などで絞り込んで、自分の疑問に答えてくれそうな方を選びます。

プロフィールを読んで「この人の話を聞いてみたい」と感じた方に絞ると、会話も弾みます。最初から志望企業に絞らず、気になる職種・働き方をしている方に幅広く声をかけてみるのもよいと思います。

2. 事前に質問を整理する

何を聞きたいかを決めてから臨まないと、せっかくの時間が薄まります。「今何で悩んでいるか」「具体的に何を知りたいか」を箇条書きで整理しておくと内容が濃くなります。

自分が特に有益だと感じたのは「おすすめの本はありますか?」という質問です。その方がどんな思想で仕事をしているかが一冊の本を通じてにじみ出ますし、具体的なタイトルをもらえるので行動に移しやすいです。

質問の優先順位もつけておくと安心です。「これだけは必ず聞く」という最重要の問いを1〜2つ決めておけば、話が思わぬ方向に展開しても軸を失わずに済みます。

3. 当日は時間厳守・丁寧な対応を

社会人はわざわざ時間を割いてくれています。開始時間に遅れない、事前に接続テストをしておく、話を遮らず最後まで聞く——これだけで印象は大きく変わります。

オンラインの場合、背景や照明にも少し気を使うと相手に与える印象が変わります。会話を「聞く場」として意識しすぎず、素朴な疑問を率直に投げられると、相手も話しやすくなります。

4. 後日お礼のメッセージを送る

話を聞いた後、具体的に参考になった点を伝えるメッセージを送ることをすすめます。「○○というお話が、自分が悩んでいた△△への考え方を変えるきっかけになりました」のように、具体性があると相手にも伝わります。「また話を聞いてあげたい」と思われる学生でいることが、長期的な関係につながります。

定型文のお礼より、会話の中で特に印象に残った発言を一つ引用して添えると、相手が「ちゃんと聞いてもらえた」と感じてくれます。

地方学生こそやる価値がある

OB訪問は「東京の学生がやるもの」というイメージを持ちがちですが、オンラインサービスが普及した今、地方にいてもアクセスできる環境は整っています。自分が金沢から始められたのがその証拠です。

移動費・交通時間がかからないぶん、短期間に多くの社会人と話せるというメリットもあります。対面だと一度のセッティングに半日かかることもありますが、オンラインなら30〜60分の対話を週に複数こなすことも無理ではありません。就活期間を有効に使うという観点でも、オンラインOB訪問は合理的な選択です。

就活の情報収集という目的だけでなく、社会人の考え方に触れる経験として、早めに始めてみると収穫が多いです。

就活全体の企業選びの軸については、こちらも参考にしてください。

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