【感想】ドラマ『SPEC』シリーズを観た感想をまとめてみた!なぜ今観るべきなのか?僕がおすすめする理由を書きます。

【感想】ドラマ『SPEC』シリーズを観た感想をまとめてみた!なぜ今観るべきなのか?僕がおすすめする理由を書きます。

あなたは『SPEC』というドラマをご存知ですか?2012年にTBSで放送された、超能力者と刑事との戦いを描いたこの作品は、多くの視聴者を魅了しました。

もしまだ観ていないなら、今がそのチャンスです。『SPEC』の独特な世界観、個性的なキャラクター、そして予測不可能なストーリー展開は、あなたを画面の前に釘付けにすること間違いなしです。

ちょっと前のドラマなのですが、私も先日見始めたところ、ドハマリしてしまいました!今回はその『SPEC』の魅力をお伝えしたいと思います!

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『SPEC』を観ることになるきっかけ

私が『SPEC』に出会ったのは、大学の研究室での先輩のおすすめから。時期は夏休みに入る前のことです。

「そろそろ夏休みにはいるし、なにかオススメのドラマないの?」
という話を研究室でしていたところ、先輩が「SPECがいいよ!」とおすすめしてくれたのです。

後日、Amazon Primeをふと見た時に『SPEC』を見つけ、その魅力にすっかりハマってしまったのです。

SPECのストーリー

SPECの主人公は、戸田恵梨香さん演じる京大理学部卒の天才、当麻紗綾と、加瀬亮さん演じるSIT上がりの真面目刑事、瀬文焚流の2人になります。

ある日、SITの訓練中に瀬文の部下の隊員に異変が起こります。
彼は突然、自分の拳銃を発砲するのです。
そして、さらに奇妙なことにその拳銃から発砲された弾は彼自身に被弾します。

状況的に疑いの目は現場にいた瀬文に向けられ、彼は真実を主張しますが、受け入れてもらえません。
結果として彼は「警視庁公安部第五課未詳事件特別対策係」通称「未詳」へ左遷されることになります。

警視庁内からは「オカルト」として馬鹿にされるような部署ですが、その実態は「SPEC」という超能力を使って犯罪を犯した犯人を追い詰めている組織なのでした。

一体彼が経験した事故の真相は何だったのか?
どうして天才である当麻紗綾が「未詳」という部署にいるのか?
そもそもSPECとは一体何なのか?

二人がコンビを組んで謎へ立ち向かっていきます。

シリアスあり、笑いあり、グロありのドラマです。

SPECの魅力4選

それでは『SPEC』について僕が面白いなと感じたポイントを紹介していきますね!

個性あふれる登場人物たち

主役の当麻紗綾と瀬文焚流はもちろんキャラがものすごく立っています。
自由、大食い、天才、そんな当麻紗綾と真面目、熱血、バカである瀬文焚流の毎回の掛け合いはまるで漫才のよう。

ですが、SPECの他の登場人物も負けてはいません。
例えば2人の上司にあたる野々村光太郎さん。
彼はいつも2人を優しく見守るおじいさんのようなポジションかと思いきや、実はすごく年下の恋人を追いかけていたり、ピンチのときにはその本性を表したりと、これまた魅力的な人間。

さらに毎話ごとに登場する犯人たち1人1人にもしっかりとした性格、言い換えると常識はずれの個性が溢れており、見ていて退屈しません。

SPECを見ていて、このあたりの個性は三谷幸喜作品と通ずるものがあるのではないかと思いました。
「久しぶりにコメディを観たな〜」と僕はお腹いっぱい楽しむことができました。

超能力SF×推理探偵ものという組み合わせが斬新

僕はもともと『相棒』や『ハンチョウ』などの刑事ドラマが好きです。
推理小説もよく読みます。

そんな僕が感じたSPECの魅力は、これがただの刑事ドラマで終わっていないところです。

ただの刑事ドラマと違い、犯人は超能力が使えてしまうわけです。
「そんなのありかよ!」と思わずツッコミを入れてしまうようなトリックが出てきます。
でも、未詳ではそんな彼らを警察として真面目に追っている。

犯人が超能力を使えるという前提がトンデモで、世界観はもうSFレベルなのですが、その中で現実に寄せて法律や正義が登場するのが見どころです。
この現実と非現実のバランスがちょうどよかった。

そういえば、平成仮面ライダーの初代『仮面ライダークウガ』もSPECのように怪人を現実の刑事が追い詰めて行く設定がありましたが、どこか似ていますなと思いました。

壮大なストーリー

実はこのSPECはドラマだけに留まらず、TVスペシャルが2つ、映画が3本ととても長いシリーズものとなっています。
物語が進むにつれて、どんどん規模が広がり、物語がスケールアップしていきます。

先ほどの現実性の話で行くと、だんだんと現実の要素が小さくなって、SF要素がでかくなります。
「おいおいそこまでやって大丈夫なのかよ」
と毎回思うほどにスケールアップしていきます。

映画に至っては「ちょっと広げすぎじゃない?」とツッコミを入れたくなる部分も。笑
物語の最初と最後だけ見ると、どうしたこうなったのかきっとわからないんじゃないでしょうか。
(なんか最後とかちょっとエヴァっぽかったです)

まあ、でもただの刑事ドラマをここまでスケールアップさせることがすごいです。

SPECを観て思ったこと

ここからは僕がSPECを見ての感想をお伝えします!

作品の深みはなかった

前も書いたとおり、主人公2人の駆け引きが面白く、物語の進行や設定はとても面白かったです!
見始めると止まらなくなりました!

その一方で、作品としての「深み」はちょっと感じなかったです。
SFと探偵を混ぜたり、いろいろな要素がてんこ盛りですごくボリュームのある作品です。
物語が進むにつれてスケールもどんどん大きくなるので、全部見終わったときには感動します。

でも。
感動が冷めて、この作品のテーマなどを考えていると、ちょっとイマイチ印象が薄いなと思いました。
・謎解き
・SF
・バトル
・政治
・アクション
など、確かに面白かったのだけれど、色々ありすぎてちょっと消化不良してたかもしれません。

映像表現、笑わせ方が参考になる

SPECの監督は堤監督という方です。
今回のSPECを見ていて感じたのですが、映像の表現がとても現代的だと感じました。

テンポよくカットが切り替わったり、アニメーションを取りれたりと、真面目な恋愛ドラマや刑事ドラマでは絶対に使われないような編集方法が使われていて、面白かったです。

作品中の小ネタももりだくさんで、思わずクスっとさせるような仕掛けがたくさんありました。

このあたりも、人が死んだり、政府の陰謀があったりというシリアスなテーマを扱っていながらも、それでいてコメディというバランスがとても上手だなと思います。

完全に個人の趣味なのですが、僕はこういう作品がけっこう好きです。
いつか自分でも作ってみたいなあ、なんて。

「こういうもの」として受け止めるのがいい

結論とすると、結局真面目に見てはいけない作品だなということです。

物語がテンポよく進むので見ているとどんどん世界観に引き込まれていきます。
でも、スケールアップするスピードに伏線の回収や物語の整合性が追いついてないな、と思いました。
次から次へ新しい謎がどんどんどんどん出てきます。
続きが気になってつい次のエピソードを見るのですが、それが解決されないまま次の謎が出てきたりするので、けっこう頭の中がごちゃります。
「あースッキリした!」という感覚はなかったです。

まとめ

以上、僕がSPECを観て思ったことをまとめて観ました。
時間をつぶすドラマとしてはとてもおもしろいものだと思うので、気になった方はぜひ見てみてください!

見る順番としては、公開順に、以下の順番で見るのがいいかと思います。

AmazonPrime会員の方ならば、Primeビデオにて時々SPECは配信されています!
全て無料で見ることができますよ!

次はこちら

ちなみに、SPECには前作があります。
それは『ケイゾク』という作品です。

物語的なつながりが直接あるわけではないのですが、両方見るとさらにSPECの面白さを知ることが出来ます。

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