【書評】『未来からのホットライン』を読んだ感想/あらすじ!シュタインズゲートの元になったSF小説
- 2021.09.26
- SF

今回は『未来からのホットライン』というSF小説を読んだので、その感想です。
『未来からのホットライン』とは?
「未来からのホットライン」は、J. P. Hoganによる1980年のSF小説です。物語は、スコットランドの寒村に住むノーベル賞受賞物理学者が、過去の自分に60秒前までの6文字以内のメッセージを送れるプログラムを開発するところから始まります。この小説では、過去へのメッセージ送信や未来の変化など、時間をめぐる面白いテーマが探求されています。
「シン・エヴァンゲリオン」の英語タイトルは”THRICE UPON A TIME”はこの「未来からのホットライン」のオリジナルタイトルであったり、アニメ『STEINS;GATE』のもとの発想になっていたりと、古い作品ですが今の作品の参考にされていることも多いです。
どちらの作品もAmazon Primeで配信されています。

『未来からのホットライン』のあらすじ
主人公はアメリカの技術コンサルタントを開いているのマードック。ある日ノーベル物理学者の祖父チャールズに呼ばれ、ビジネスパートナーのリーとともにスコットランドの古城にあるラボを訪れます
そこにあったのは一種のタイムマシンでした。驚きながらも実験を重ね、60秒前の過去へメッセージを送ることができることを確認します。そこに核融合プラントに勤める知人らも交え、研究チームは実験と考察を重ねていきますが、そんな中、リーが突如病に倒れてしまう。
そして、世界を揺るがす危機へと彼らは直面していくのでした。
『未来からのホットライン』を読んだ感想
僕はSFは映画などで見るのは好きなのですが、実は小説で読んだことはありませんでした。
今回が初めてのハードSFになります。
登場人物に科学者や技術者など理系の人たちが多く、また、話題も原子や時間といった物理学を中心として進んでいくため、なかなかに理系心をくすぐられました。
普段読むのはわりと純文学や恋愛小説が多いので、今回SFを読んでみると、なんだか新鮮な気持ちになりました。
気になることがあると何日も地下に閉じこもったり、他の人との予定よりも目の前にある問題が気になってしまったり、一歩一歩ロジカルに論理を積み上げていくところなどはとても共感するところも多かったです。
『未来からのホットライン』とシュタインズゲートとのつながり
実は「過去にメッセージを送れる」コンセプトの有名な作品として『シュタインズゲート』があります。
これはぜひみなさんにもおすすめしたい作品です。
そしてこの未来からのホットラインももとになっているのです。
『未来からのホットライン』感想まとめ
ぜひ気になった方は読んでみてください。
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